風俗業界のさまざまな職種にスポットライトを当てて解説する野郎WORKマガジン。
今回のテーマは特に人気が高い職種のひとつ、
「デリヘルドライバー」のお仕事です。
「ドライバー」と名のつくお仕事は多々ありますが、デリヘルドライバーは可愛い女の子と一緒に車に乗ってドライブ気分を味わいながら送迎する楽しいお仕事……と思っている方もいるのではないでしょうか。
実際、送迎するうちにちょっとしたおしゃべりをする機会もあるでしょう。
しかし、楽しいことばかりではありません。
デリヘルドライバーは、キャストをお店の待機所からホテルやお客様の自宅などへ、また深夜や早朝にキャストを家まで送り届けるというお仕事をつとめます。
お客様を楽しませ、お店に利益をもたらすキャストの安全を第一に考えて、車を運転する必要があります。
ここでは、そんなデリヘルドライバーの1日の流れ、また気になるお給料の相場などについてもまとめています。
1日の流れ
デリヘルドライバーは基本的にシフト制なので、1日のお仕事は「朝から夜まで」であったり、「夕方から早朝まで」であったりとさまざまです。
出勤日を自由に決めることができる
「完全自由出勤」のお店なら、週に数日のみ夜から朝までドライバーとして働くこともできます。
実際、昼間はサラリーマンとして働きながら、あるいは自営業者として切り盛りしながら、夜はデリヘルドライバーの
副業アルバイトをするという方も少なくありません。
ここでは、10:00~翌5:00(29:00)で営業しているデリバリーヘルスで、夜のドライバーとして働いているAさんのスケジュールを紹介します。
デリヘルドライバーAさんのスケジュール
[21:00] 出勤、1回目の送迎
自分の車で出勤したAさんはデリヘルの事務所に顔を出し、スタッフに指示を仰ぎます。
さっそく21:30までにホテルへ送り届けなければならないキャストが1人。
スムーズに行けば車で10分というところなので出発まで20分ほど余裕がありますが、念には念を入れて15分後には出発できるようにします。
ここで、デリヘルドライバーはお仕事に必要な事柄の確認を行います。
●渋滞情報をチェック
特に昼間の交通量が多い時間帯は、お客様の指定した時間に間に合うよう周辺エリアの渋滞情報などをチェックすることが必要です。
ラジオ、スマホなどで簡単にチェックできるので特に難しいことはありません。渋滞情報があれば、ナビを見て迂回して行ける最短ルートを探します。
●持っていくべきものをチェック
いったん走り出したら取りに戻ることはできないので、キャストやスタッフとともにお客様のもとへ持参すべきもののチェックを行います。
キャストがサービスに使用するオプションアイテムやコスプレ衣装、またローションのボトルや時間を計るためのタイマーなど、こまごまとしたものが揃っているか確認します。
[22:45] キャストを乗せて待機所へ
無事、1人目のキャストを21:30にホテルに送り届けたAさん。
60分コースのお仕事がすむまで付近で待機して、お仕事が終わった22:45頃にキャストを乗せて待機所に戻ります。
その後は随時、スタッフの指示に従ってキャストを送迎することになりますが、デリヘルドライバーのお仕事は流動的。サービスが終わるまで付近で待機することがある一方、複数のキャストを車に乗せて複数のお客様のもとへ送って回ることもあります。
別のドライバーがお客様のもとへ送り届けたキャストを、Aさんが迎えに行って待機所へ連れて帰ることもあります。
[26:00~27:30] 休憩
ここでいう“休憩”は、たとえば一般的な会社のように「1時間、業務から離れて休んでいい」という意味ではありません。何かあったときにすぐキャストのところへ向かうことができるよう、車を離れずに過ごすのが休憩のルールです。
この日、26:00に90分コースのお仕事が入っているキャストをホテルへ送り届けたAさん。
車を付近の駐車スペースに停めて外の空気を吸い、近くのコンビニで食料(パン、サラダ) を買って車に戻って食事をしたあとは、好きなスマホゲームに興じます。
そして27:30、ホテルから出てくるキャストを乗せて、再びお仕事に戻ります。
[29:00] 退勤
東の空が明るくなる29:00を回ったところで、最後のお仕事を終えたキャストをお客様の自宅マンション前で乗せて待機所に戻り、いよいよ退勤のとき。
キャストは、帰宅を前に着替えをしたり私物をまとめたりするために待機室へ。一方、Aさんはまっすぐ事務所に足を向けます。業務報告をし、お給料を受け取るためです。
デリヘルドライバーの給与システムは、月給制のお店を除けば基本的に日払い制。Aさんのお店でも、その日に働いた分のお給料は退勤の際に受け取ることができます。
一方、日々のお給料を月末にまとめてもらうことも可能なので、Aさんのドライバー仲間の中にはキャストを待機所に送り届けたあとは事務所に電話でお仕事が完了したことを告げ、そのまま帰宅する方もいるようです。
また、「昼から夜まで」というシフトで働いているデリヘルドライバーの場合、退勤時間が終電を超えてしまったキャストを自宅まで送り届けるというお仕事もすることになります。
特に昼間の交通量が多い時間帯は、お客様の指定した時間に間に合うよう周辺エリアの渋滞情報などをチェックすることが必要です。
ラジオ、スマホなどで簡単にチェックできるので特に難しいことはありません。渋滞情報があれば、ナビを見て迂回して行ける最短ルートを探します。
いったん走り出したら取りに戻ることはできないので、キャストやスタッフとともにお客様のもとへ持参すべきもののチェックを行います。
キャストがサービスに使用するオプションアイテムやコスプレ衣装、またローションのボトルや時間を計るためのタイマーなど、こまごまとしたものが揃っているか確認します。
送迎の心得
デリヘルドライバーのお仕事で重要なのは、次の2点です。
・安全運転でキャストを送迎すること
このうち、より重要なのは「安全運転」ということ。
たとえば、事前にどれだけチェックをしていても日によっては渋滞につかまってしまうことがありますが、そんなときでも慌ててはいけません。
どんなときも、第一に考えるべきなのはキャストの安全です。
お客様の連絡先は事前に教えてもらえるので、遅れそうな場合にはその旨を電話で伝えましょう。
また、送迎中はキャストにリラックスしてもらえるよう、気を配ることも忘れてはいけません。
「送迎中は静かにスマホをいじっていたい」というキャストもいるので、話しかけたり音楽をかけたりするのは慎んだほうが良いでしょう。
また、多くのデリヘルでは男性のスタッフとキャストが親密な関係になると業務に支障をきたすことがあるということで、
私的な会話を禁止しているところがほとんどです。挨拶のあとは、キャストから話しかけられない限り運転に集中すべきといえるでしょう。
デリヘルドライバーの給与システム
Aさんのスケジュールを紹介したところでも触れましたが、デリヘルドライバーの給与システムはお店によって時給制、日給制、そして月給制とさまざまです。
お給料の相場は時給なら1,000円、日給なら10,000円、月給は30万円といったところ。
ただし、地域によっては時給相場が1,200~1,500円というところがあり、月給50万円のお店が見つかるところもあります。
勤続年数が長くなれば昇給のチャンスが得られる、ドライバーをまとめる役職に昇格できるというお店もあるようです。
ちなみに、車を持ち込む場合はガソリン代が別途支給されますが、持ち込みの場合は多くのお店で
「ナビ必須」としている点には注意すべきといえます。
まとめ
いかがでしょうか。今回はデリヘルドライバーのお仕事についてまとめてみました。
夜からのシフトなら
副業アルバイトにぴったりなデリヘルドライバーのお仕事。勤務時間は1日に2~3時間でOKというお店も少なくありません。
また、キャストとは必要以上の会話をしなくていいということもあって、他人とお喋りをするのが苦手な方ものびのびと働くことができるでしょう。
ただし、デリヘルという風俗のかなめとなる、責任重大なお仕事であることは心得ておく必要があります。
興味がある方はぜひ今回の記事も参考に、お仕事を探してみてください!