風俗店の店長はさまざまな仕事をこなしますが、特に重要な仕事として「女性キャストのマネジメント」が挙げられます。「マネジメント」とは「管理」のことであるわけですが、具体的にはどんな仕事を指すのでしょうか。また、この仕事をこなすために必要なスキルや、この仕事を成功させるためのコツとは?店長を目指したい方は、ぜひチェックしてみてください!
- 職種
- 風俗店 店長・幹部候補
風俗店の店長を目指すなら知っておきたいキャストのマネジメント術

この記事の目次
キャストのマネジメントとは?

冒頭でも紹介したように、キャストのマネジメントとは、「管理」のことを指します。
「要するに出勤管理のことでしょ?シフト通りに出勤してるか確認する仕事ね。そんなに難しいことじゃないでしょ」という方もいらっしゃるでしょう。
確かに、出勤管理も重要ですが、それはマネジメント業務の一部に過ぎません。
もうひとつ大事なマネジメント業務として、「メンタル管理」が挙げられます。
風俗店で働くキャストは、男性には十分に想像するのが難しいほど精神的な負担を抱えています。
そもそも女性はちょっとしたことでホルモンバランスが崩れ、気分にムラが出やすいという特徴があります。そのうえ、風俗では“性”という人間の最もプライベートな部分を活用し、不特定多数の男性と関わらなければならないわけですから、それだけでも大変です。
また、場合によっては「この子はオレのことが好きなんだ」と勘違いした「ガチ恋客」に対応しなければならなかったりして、それもまた大変です……。
そんな彼女たちは、しばしばメンタルがネガティブになってモチベーションが下がり、当日欠勤をくり返したり無断欠勤が増えたり、場合によっては連絡なしでお店を辞めてしまったりすることもあります。
結果的に、お店側としては期待した売上に到達しなくなる可能性もあるわけですから、できるだけ彼女たちがモチベーションを維持できるよう、こまめにメンタル管理を行う必要があるのです。
具体的には、普段からコミュニケーションを取り、自分ひとりで悩みや不安を抱え込まないようにすることが大切な取り組みとなります。
キャストのマネジメントは面接から始まる!

店長の仕事の中でも特に重要なもののひとつが「採用面接」ですが、マネジメントの仕事はここから始まっているといっても過言ではありません。
やはり店長としては、プロ意識と向上心を持って働き、お客様に好かれる真面目な女性をキャストとして迎え入れたいところですが、そのような女性に入店してもらうためには、面接時の対応に気をつける必要があります。
具体的には、
・礼儀正しく接する
・質問に対して誠実に答える
・清潔感のある身だしなみを心がける
といったことを心がける必要があります。
そもそも風俗店の面接の場は、「お店がキャストを選ぶ」という場であると同時に、「キャストがお店を選ぶ」という場でもあります。
誠実さがなく身だしなみもよくない店長が相手だと、真面目な女性はお店を選んでくれません。
結果的に、キャストを増やしたい場合はプロ意識や向上心があまりない不真面目な女性しか採用することができず、その後の管理に苦労することになってしまいます。
そのような意味で、「キャストのマネジメントは面接から始まっている」といえるのです。
キャストのマネジメントを行う上で必要なスキルとは?

キャストの心身の健康を管理しなければならないマネジメント業務。これを行う上で最も重要なスキルは、何といっても「コミュニケーションスキル」です。
普段から積極的に話しかけ、メンタルの状態はどうかを気にかけておく必要があります。
悩みがあるという場合は時間をかけて話を聞き、解決するにはどうすればいいのか一緒に考えていきます。
また、「気づく力」も大切です。
女性の中には、なかなか悩みや不安を言葉にして打ち明けることができないという人が少なくありません。
というわけで、顔色の良しあしや声の調子などから「ちょっといつもと違うな」と気づけるようになることが重要なポイントとなるわけです。
キャストのマネジメントを成功させるための心得とは?

店長としてキャストのマネジメントを成功させるためには、いくつか心得ておくべきポイントがあります。
簡単にまとめると、
・思いやりをもって接すること
・適度な距離感を保つこと
というのが大切です。
それぞれ、具体的にはどういうことなのか見ていきましょう。
思いやりを持って接すること
キャストのマネジメントを行うにあたって注意すべきなのは、「お店の都合を押しつけないこと」です。
たとえば、何らかの理由で当日欠勤が増えているキャストがいたとしましょう。
キャストの当日欠勤は、まずは何といってもお店にとって大きな痛手であるといえます。
彼女が出勤していれば見込めたはずの売上が、立たなくなってしまうからです。
そのような状況が続くようであれば、売上や教育を管理する店長としてキャストに注意をする必要がありますが、ここで「店の売上が立たなくなるからちゃんと出勤してくれ」などというのは良くありません。
キャストはヘソを曲げ、「結局は金が大事なのかよ」とますます反抗的になってしまう可能性があります。
そこで、たとえばキャストがあらかじめ「○円貯金したい」「○円たまるまで仕事をしたい」という目標を持っているのであれば、「このままだと目標に到達するのが難しくなるよ」とキャストの側から注意を促します。
「あなたのことを考えて注意しているのだ」というスタンスで話をするわけです。結局のところ「お店に出てください」という内容は同じですが、キャストのとらえ方は変わってくるでしょう。
適度な距離感を保つこと
キャストをマネジメントするために彼女たちに向き合うときは、「近からず遠からず」という適度な距離感を保つことが重要なポイントです。
たとえば店長と特定のキャストの距離が近すぎると、他のキャストからは「店長はあの子をえこひいきしてるんじゃないか」などと疑われて店内の空気が悪くなってしまいかねません。
また、「キャストに対して下心を持っているのではないか」と疑われることも考えられます。
しかし、かといって完全に距離を取ってしまうのも考えものです。
距離が遠すぎては、すでに説明したような「気づく力」を発揮することができず、キャストが抱えているかもしれない悩みや不安に気づくことができなくなります。
そのため、やはりこまめな声かけは必要ということになるのですが、そうやって距離を詰めてしまうと上記のような問題が発生するおそれがある……というわけで、なかなか難しいところです。
そんな中で心がけるべきなのは、特定のキャストにだけ比重が傾かないようにするということだと思います。
普段からキャスト全員にまんべんなく声をかけ、
・特定のキャストに対して下心を持っているわけではないこと
・えこひいきをしているわけではなく全員を気にかけていること
をキャストの皆さんに理解してもらうように心がけましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、風俗店の店長の仕事のうち、「キャストのマネジメント」にしぼってまとめてみました。
キャストのマネジメントは出勤管理がメインと思われがちですが、実はメンタル管理も重要なマネジメント業務として挙げられます。
この仕事をこなすためには、
・コミュニケーションスキルを磨いてこまめに話を聞くこと
・思いやりの心を持ち、キャストの立場で考えること
・「近からず遠からず」という距離感を心がけ、キャストをまんべんなく気にかけること
といったポイントを押さえておくことが大切です。
ちなみに、風俗店の店長の仕事については『風俗店の店長になりたい!知っておくべき店長の仕事内容・給与は?』という記事でも詳しくまとめています。あわせて参考にしていただければ幸いです!
【合わせて読みたい!】風俗店の店長になりたい!知っておくべき店長の仕事内容・給与は?
稼げる!男性高収入求人サイト 野郎WORKでお仕事を探してみる
この記事を書いた人
-
-
野郎WORKマガジン編集部[ 担当記事一覧 ]
野郎WORK立ち上げ当初からプロジェクトに関わる運営・編集部スタッフ。風俗やキャバクラなどのナイトワークのお仕事探しに役立つ情報や業界のこぼれ話しなどを幅広くご紹介いたします。