裏社会をテーマにしたマンガやドラマなどを見ていると、キャバクラのボーイが先輩や上司によって怖い目に遭う描写を目にすることがありますが、「本当にこんな感じなんだろうか?」と不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際のところはどうなのでしょうか。 というわけで今回は、「キャバクラのボーイの仕事は怖いのか?」をテーマに、徹底解説したいと思います!
「怖いお店」はあります!
結論からいえば、マンガやドラマならではの誇張されたものではないにしろ、怖い思いをさせられるようなキャバクラは実際に存在しているというのが現状です。
たとえば、遅刻や欠勤で厳しすぎるペナルティ(遅刻で罰金1万円など)が発生するとか。キャストの態度が横柄でつらい思いをするとか。悪酔いする客ばかりで接客がつらいとか。
また、最近では法律が厳しくなっていることもあってほとんど見られませんが、店長やオーナーが反社会的勢力とつるんでいるお店とか……。
もちろん、その一方で「怖い思いをしないですむお店」も数多くあります。
「キャバクラのボーイとして働く=必ず怖い思いをする」というわけではなく、要するに怖い思いをしないですむお店を選ぶことが大事であるといえます。
では、怖いお店とは具体的にどのようなところをいうのでしょうか。次に「ここはやめておけ!」という怖いお店の特徴をまとめてみたので、まずはそちらをチェックしてみてください。
怖いお店の特徴4選
では、さっそく「こんなキャバクラでボーイになったら怖い目に遭うかも」というお店の特徴を挙げていきましょう。
【特徴1】厳しいノルマがある
・キャストに対して指名本数や同伴などの厳しいノルマがある
・キャッチ(客引き)のボーイに対して厳しいノルマがある
といったお店は、怖い思いをする可能性が高いといえます。
特に、ノルマを達成できなかった場合は暴言を吐かれたり、ペナルティが発生したりするようなところはイイお店とは言えないでしょう。
ちなみに、「でもキャストのノルマはボーイとは関係ないのでは?」と思われるかもしれませんが、実は無関係ではありません。
ノルマを達成できずに叱責されたり思うように稼げなかったりするキャストが、イライラの矛先をボーイに向けるという状況はよくあります。
キャバクラでは、ボーイよりも絶対的にキャストのほうが立場が上なので、八つ当たりされて怖い目に遭ったりすることが考えられるのです。
またキャッチに関しては、そもそも法律違反であり、なおかつ多くの地域で条例違反となっています。たとえば、風営法では「6か月以下の懲役あるいは100万円以下の罰金、またはその両方」が科せられることになると定められています。
「路上で客をつかまえてこい」という指令がボーイに与えられる時点で、法律や条例に違反しているブラックなキャバクラであり、働くのはリスクがあるといえます。
【特徴2】教え方が悪い
・仕事の教え方が雑で、なかなか身につけられない
・わからないことを聞くと怒られる
・ちょっとでもやり方を変えると怒られる
そんなお店だと、怖い思いをするばかりでなかなか接客の技術を身につけることができず、そのせいでさらにひどく叱責されて永遠に怖い思いをし続ける……という悪循環に陥ってしまいます。
【特徴3】人間関係が悪い
スタッフ同士の仲が悪かったり、派閥争いがあったり、キャストとスタッフの間に深い溝があったり……。
さまざまな理由で人間関係が悪いお店に入店してしまうと、人間関係のイザコザに巻き込まれて苦労することになるという場合があります。
また、そのようなお店は雰囲気が悪いためあまりお客様も寄りつかず、結果的に売上が伸びず、余計に人間関係が悪くなって怖い思いをする……ということになりかねません。
【特徴4】客層が悪い
行儀のよくないお客様が多いキャバクラでは、ボーイはさまざまな苦労をすることになります。
特にキャバクラに慣れていない新人のボーイは、無茶ぶりの標的にされやすく、うまく応えられずに怖い思いや恥ずかしい思いをしたりすることがあります。
また、客層が悪いせいでスタッフの間でストレスがたまり、それが原因で人間関係が悪くなっている……ということで二重に苦労する場合もあるため、要注意です。
安心して働ける!怖くないお店の選び方
さて、上記のように「怖い思いをする可能性があるキャバクラ」の特徴はさまざまです。
あらためて見返すとキャバクラで働くのを断念したくなりそうですが、もちろんあくまでも「一部のお店で怖い思いをする可能性がある」という話であって、怖い思いをすることなく楽しく働けるお店もあります。
では、そのようなお店を探すにはどうすればいいのでしょうか。
ここでは、求人を探す際のコツをまとめてみました。
求人サイトでチェック
求人サイトでお店を探す際には、以下のような点をチェックしましょう。
・グループ店か
・「キャッチなし」が明記されているか
・営業年数はどれくらいか
・給与システムは確認できるか
複数の系列店舗があるグループ店は、その上に本社があり、きちんとしたコンプライアンスを設けて運営している「ホワイト店」の可能性が大きいといえます。
また、求人サイトには「キャッチなし」が明記されているかどうか確認しましょう。
もしない場合は、電話やメールで問い合わせをしてみましょう。
きちんとした回答がない場合、キャッチをさせられるうえに厳しいノルマがある……という可能性があります。
そのほか、営業年数も要チェックです。
長く続いているお店であれば、その分だけお客様の信頼も厚く、スタッフやキャストが定着している優良店であると判断できるからです。
さらに、忘れてはいけないのが給与システムの確認です。
「月収○万円スタート」「昇給あり」などきちんと掲載されているか否かをチェックしましょう。
実際に電話してチェック
良さそうなお店を見つけ、電話で求人の問い合わせをする際は以下のような点に注意しましょう。
・丁寧な対応をしてくれるか
・年齢確認はあるか
問い合わせに対して、きちんとした敬語で接し、丁寧に受け答えをしてくれるところは優良店である可能性がきわめて高いといえます。
逆に、ぞんざいな受け答えをするようなところは避けたほうが良いでしょう。
また、「最初に年齢確認をするかどうか」も重要なポイントです。
キャバクラは18歳未満は働くことができませんが、業界にはしばしば法律を無視して年齢に関係なく人を雇おうとするところもあります。
法律に違反する気満々のお店では、労働者の権利もろくに守ってくれないことが予想されます。
まとめ
今回は、「キャバクラのボーイは怖い仕事か」についてまとめてみました。
あらためて結論をまとめると、キャバクラのボーイの仕事自体は、決して怖いものではありません。
しかしお店によっては、厳しいノルマがあったり、仕事の教え方が悪かったり、人間関係が壊滅的だったり、客層が悪かったり……といったことで、ボーイが怖い目に遭う場合もあります。
そのようなお店で働かないようにするためには、求人サイトをしっかりチェックしたり、実際に電話で問い合わせをしてみたりして、お店について確認することが欠かせません。
なお、野郎WORKでは安心して働ける優良店の情報をお届けしています。
各店舗のページでは詳しい待遇、給与の目安など知っておきたいポイントをまとめているので、ぜひご活用ください!
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