今回のテーマは、「パネマジ」です。簡単にいえば「女性キャストの画像を加工すること」ですが、なぜ風俗店ではパネマジをするのでしょうか?また、どんなふうに行われているのでしょうか?風俗スタッフとして働きたい方向けに、気になるポイントをまとめてみました。
- ノウハウ
- お役立ち
「パネマジ」って何?風俗スタッフを目指す人は知っておきたい基礎知識

この記事の目次
「パネマジ」とは?

パネマジは、「パネルマジック」の略です。
ここでいう「パネル」は、風俗店の店頭に設置されているキャストのパネル写真を指します。
また、お店のホームページなどに載っているキャストの画像も「パネル」と呼ばれます。
パネルマジックとは、「まるでマジック(魔法)のようにパネルに加工・修正を施す」ということで、画像とキャスト本人の見た目に差が生じることを意味します。
主に、お客様によってネガティブな意味合いで使われることが多い用語です。
ネット上の掲示板などでは、
「実際に会ったらパネマジでがっかりした」
「あの店はパネマジだらけ」
のような書き込みが見られたりします。
詳しくは下で述べますが、キャストの画像を修正する理由は「集客」「身バレ対策」などさまざまです。
しかし、お店にとっては「最小限の修正」でも、お客様にとっては「パネマジ」になってしまうことがあるので、慎重に行う必要があります。
なぜ「パネマジ」をするの?

上にもチラッと書いたように、お店がパネマジ(画像の修正)を行う理由は大きく分けて2つです。
【1】集客
キャストの画像を修正する際は、顔の輪郭やボディラインを細くしたり、肌をなめらかでキレイにしたり、バストを大きくしたり、目を出している場合はパッチリさせたり……要するに「可愛く加工する」のが一般的。
これは、言うまでもなく可愛い女性であるほうが集客力が高いからです。
可愛く加工した画像をネットに載せ、お客様の気を引き、来店を促します。
【2】身バレ対策
画像の修正では、「顔にボカシをかける」「ホクロやタトゥーを消す」「アザを消す」などが行われます。
より可愛く見せるためでもありますが、同時にキャストの個性を消し、「身バレ」を防ぐ取り組みでもあります。
たとえば、キャストが働いていることを内緒にしたいと思っている場合、親しい人が見れば一目で分かる顔の特徴やホクロ、タトゥー、アザなどが写っている画像では安心できません。
家族が偶然それを見て、身バレしてしまうかもしれないからです。
そこで、上記のような修正が行われます。
パネマジ(画像の修正)は、キャストを守るためでもあるのです。
キャストの「写メ日記」も加工は当たり前!
集客や身バレ対策のために画像の修正を行うことは、キャストにとっても今や「当たり前」のことです。
現在、多くの風俗店では、キャストがお店のホームページなどで自撮り画像付きのミニブログを更新していますが、そこに載せる自撮り画像も多くは加工・修正を施されたものとなっています。
最近では、スマートフォンで撮った画像を簡単に加工できるアプリが数多くあり、世間では多くの女性が活用しています。
風俗で働くキャストも、そのようなアプリを使用して加工・修正しているのです。
「パネマジなし」のお店もある?
風俗店では絶対に画像を加工しているというわけではありません。
たとえば、女性のルックスに絶対の自信を持つ会員制の高級店などでは、「当店はパネマジなしです」とホームページで大々的に宣言している場合があります。
身バレ対策のために顔にボカシを入れることはありますが、ボディラインの修正などは行いません。
また、画像の加工が難しいポラロイドカメラで撮った画像をパネルを使用しているお店もあるようです。
「パネマジ」の方法・流れを解説

風俗店で画像の加工を担当するのは、お店によってまちまちですが写真撮影スタッフ、専門のレタッチャー(修正マン)、Webスタッフなど。
規模が大きいグループ店などでは、専門のレタッチャーを抱えているケースが見られますが、個人経営の小さなお店などではWebスタッフや受付スタッフが兼任することも多いようです。
具体的には、以下のような流れで行われます。
「写真撮影」→「レタッチ(修正)」
写真撮影スタッフ(カメラマン)が撮った写真をパソコンに取り込み、加工・修正を施すというのが基本的な流れです。
加工の範囲が少なくて済むよう、特徴的なホクロやタトゥーがある場合は見えにくいポーズで写真を撮ってもらうなど、カメラマンとの連携もしっかり行う必要があります。
Photoshopが活躍!
レタッチには、Photoshop(フォトショップ)が使用されるのが一般的です。
Photoshopは、明るさを調整したり、見えてはいけないものを消したり、ボカシを入れたりといったさまざまな作業を行うことができる画像編集ソフト。
使い方はそれほど難しくないので、初心者でも簡単にレタッチを行うことができます。
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「パネマジ」の注意点

上でまとめたように、画像の加工には「集客」「身バレ対策」といった利点があります。
しかし一方で、これもまた上でまとめたように、お客様にネガティブな印象を与える場合があります。
「身バレ対策のためのやむを得ない修正」なのか「パネマジ」なのかは、基本的にはお客様が判断するものです。
「これはやり過ぎだ」と思われてしまうと、お店へのクレームにもつながってしまうので注意が必要です。
過剰な加工・修正は、キャストの女性にも嫌がられます。
たとえば、ぽっちゃり体型のキャストの画像を修正して、スリムなモデル体型にしてしまったとしましょう。
このとき、「写真と違うじゃないか」とお客様に文句を言われるのはキャストの女性です。
また、ネットの掲示板などで「○○ちゃんはパネマジ」という話が出回って、彼女の人気が下がってしまうことにもなりかねません。
画像の加工を行う際には、キャストの意見やお客様からどう見えるかを考えることが大切です。
あくまでも集客や身バレ対策のための「必要最小限のレタッチ」を心がけましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、「風俗店のパネマジ」をテーマにお届けしました。
風俗において、画像の加工・修正は重要なポイントです。
すでに書いたように、お店にとっては最小限の修正であったとしても、お客様からすれば別人レベルのパネマジだと判断される可能性があります。
「本当に必要最小限の修正なのか」をしっかり考え、お客様目線で行うことが大切です。
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