今回は、風俗やキャバクラを含むナイトレジャー全般のことをテーマにお送りします。そもそもナイトレジャーの定義とは?どんな職種があるのか?給与はどのくらい?など、気になるポイントをまとめてみました。ナイトワークに興味がある方、まずはこの記事からチェックしてみてください。
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【徹底解説】ナイトレジャーとは?職種や給与を一挙紹介します

この記事の目次
ナイトレジャーの定義・特徴

そもそも「ナイトレジャー(Night leisure)」とは和製英語で、「夜の遊び」を意味します。
具体的には、以下のようなお店が挙げられます。
【フーゾク系】
・ファッションヘルス(店舗型ヘルス)
・ソープランド
・デリヘル(派遣型ヘルス)
ファッションヘルス(店舗型ヘルス)、ソープランドはお客様を迎える店舗を持つ「店舗型」の風俗店です。歓楽街に店舗を構えているのが特徴で、代表的なエリアとしては東京の吉原や歌舞伎町、大阪のミナミ、北海道のすすきの、福岡県の中洲などが挙げられます。
風俗業界では長い歴史を持っており、根強いファンが多く、特に高級店では高収入が期待できます。
また、風営法によって午前0時(地域によっては午前1時)には店舗を閉めなければならないと定められているので、「夜はきちんと家に帰りたい」という方には特におすすめといえるでしょう。
一方のデリヘル(派遣型ヘルス)は、お客様を迎える店舗を持たない「無店舗型」の風俗店です。ラブホテルやお客様の自宅にキャストを派遣し、サービスを提供します。
店舗は持たないもののスタッフが仕事をする事務所、キャストが待機時間を過ごす待機所は用意されており、スタッフは主に電話を使って受付業務を行います。
派遣型・無店舗型の風俗店は特に2000年代に入ってから多く見られるようになったという特徴があり、その利便性の高さから多くの男性に支持されています。
また、店舗型の風俗店とは違って法律で営業時間の制限が定められておらず、24時間営業も可能となっていることもあり、さまざまな業種の中でも特に新規オープン数が多い業種となっています。
人気が高い業種ということもあって、特に多くのお客様が利用している有名店や人気店では高収入が期待できます。しかし一方で、知名度が低く、同エリアの競合店より集客力が低いお店では、思うような収入が得られない可能性もあるのでお店選びをしっかり行う必要があります。
【カンパイ系】
・キャバクラ
・ホストクラブ
・ガールズバー
キャバクラは、店舗内に設置されたソファ席にお客様を案内し、お客様1人につき女性キャスト1人がついて接待を行うのが特徴で、基本的には男性客が来店するお店となっています。
男性スタッフは、キャストがお客様をスムーズに接待できるようさまざまなサポートやバックアップを行います。
そんなキャバクラに対して、ホストクラブは「男性キャストが女性客をもてなす」というお店です。
ホスト(男性キャスト)は、「裏方としてではなく、自分も表に出て稼ぎたい」という方に向いている職種であるといえるでしょう。
なお、ホストクラブでもホストをサポートする男性スタッフは働いており、求人も多く見られます。
ちなみに、キャバクラとホストクラブは、フーゾク系における店舗型風俗店と同じく午前0時(地域によっては午前1時)には店舗を閉めなければならないと定められています。
ガールズバーは、「女性キャストが男性客をもてなす」という基本的な内容自体はキャバクラと似ていますが、お客様の隣には座らずカウンター越しに接客するという点が異なっています。
こちらはキャバクラやホストクラブと違い、「深夜酒類提供飲食店営業営業開始届」を行うことによって深夜1時以降も営業が可能となっています。
「ナイトレジャー=夜の仕事」ではない?
ただし実際のところ、「ナイトレジャー=夜の仕事」というわけではありません。
たとえば、風俗店は早朝から営業していたり、24時間営業をしていたりするところもあります。
また、特に2000年代に入ってから、キャバクラ業界では「朝キャバ」「昼キャバ」の営業も盛んです。
「夜に働くのは抵抗がある」
「家族がいるので夜は家にいたい」
という方も、自分に合ったお店の求人を見つけることができます。
ナイトレジャーのメリット

ナイトレジャー業界には、この業界だからこそ存在するメリットがいくつかあります。
どのようなメリットが考えられるのか、見てみましょう。
経歴不問で高収入を狙える
ナイトレジャーの大きなメリットは、「未経験であっても高収入を狙えること」に尽きます。
高収入を得られる仕事についている人といえば、
・学歴が高い
・専門の知識や技術を持っている
・強力なコネがある
といった人をイメージする方が多いのではないかと思います。
確かに、大企業の社員は高学歴の人が多いですし、専門性が高い仕事はその知識や経験が豊富な人でなければできないイメージがあります。
大企業では「コネ入社」のようなことはよく聞きますし、政治家の子どもは何のコネがない人よりも選挙に受かりやすいという現実があります。
このように、日本社会では一般的にごく限られた人しか高収入を得られない……と思ってしまいがちです。
しかしナイトレジャーの場合は、たとえ学歴がパッとしなくても、何らかの専門知識や経験がなくても、コネがなくても、高収入のチャンスをつかむことができます。
ミドル世代にもチャンスあり!
「18歳以上(高校生不可)」という年齢制限を満たしていれば、何歳でも採用のチャンスを得られるというのもナイトレジャーならではのメリットです。
一般企業では、採用にあたって経験者が優遇されたり、「新卒しか採用していない」「35歳以下に限る」などの年齢制限があったりします。
しかしナイトレジャーの業界では、たとえば40~50代以上のミドル世代の方も堂々と応募できます。
また一方で、ナイトレジャーに役立つ知識・経験・スキルを持っている方は、それらを活かしてさらなる高収入を狙うこともできます。
このことから、一般企業からの「転職先」としてナイトレジャーを選ぶ方も少なくないようです。
ナイトレジャーの職種

風俗、キャバクラを含むナイトレジャーに関係する職種は、多種多様です。
ここでは、その代表的なものをいくつか紹介します。
店舗スタッフ
店舗スタッフは、風俗店やキャバクラで受付業務や各種の雑務を担当します。
店舗型の風俗店やカンパイ系のお店では、お客様の前に出ることになるため身だしなみの良さが問われることになるのが注意点として挙げられます。
一方、派遣型の風俗店は電話による接客がメインでお客様の前に出る必要がないので、服装や髪型に関して自由度が高い傾向にあります。
ちなみに、お店によっては「店長・幹部候補」という職種を募集していることもあります。
店舗スタッフとして働きつつ、お店の経営やキャストの管理業務、イベント企画といった仕事にも携わり、ゆくゆくはお店を引っ張っていくリーダーを目指せるという職種です。
よりスピーディに昇格を目指したい方は、こちらをチェックすべきといえるでしょう。
Webスタッフ
フーゾク系でもカンパイ系でも、現代のナイトレジャー業界で特に重要なものとされているのがWebです。
見やすくて使いやすいオフィシャルホームページを持っているお店は集客力が高く、その分だけ売上が高く、スタッフへの還元率も高くなります。
Webスタッフの業務内容はお店によって異なりますが、
・WebデザイナーやWebエンジニアとしてホームページ作りに関わる
・キャストの出勤情報やイベント情報などを更新する
・キャストのプロフィール写真のレタッチ(修正)を行う
といったさまざまな仕事があります。
経験者を優遇するというお店も見られますが、「未経験OK」というところも少なくありません。
ドライバー
主にキャストの送り迎えをするのがドライバーの業務です。
たとえば店舗型の風俗店やキャバクラ、ガールズバーの場合、終電後に帰宅する「足」がなくなってしまったキャストを希望する場所まで送っていくという仕事を行います。
また派遣型・無店舗型の風俗店の場合は、キャストをお客様のもとに派遣するという業務を担当します。
特に、夜の送迎だけを担当する店舗型風俗店やキャバクラ、ガールズバーなどのドライバーは、サラリーマンの副業アルバイトとして選ばれるケースが多いようです。
オフィスワーク
歓楽街に店舗・事務所を構える風俗店やキャバクラの最前線で働く店舗スタッフに対して、オフィス街にある会社で働く職種もあります。
風俗・キャバクラ運営会社
現在のナイトレジャー業界では、風俗店やキャバクラを個人オーナーが運営するのではなく、おおもとの会社が複数の店舗を運営するというスタイルが一般的になりつつあります。
レストランチェーンやコンビニチェーンと同じ構造であると考えると分かりやすいでしょう。
ここでいうオフィスワークとは、この「おおもとの会社」で働くことを指します。
一般企業と同じく事務、経理、営業、企画などの部署があり、Web関係の仕事をしたり各店舗を統括したり、それぞれの部署でさまざまな業務を行います。
サイト制作&運営&管理会社
風俗店やキャバクラを顧客としてサービスを提供する、そのような職種もあります。
たとえば、風俗・キャバクラの情報をまとめているポータルサイトの制作や運営を行う会社があります。
サイト制作・運営が主な業務ですが、風俗店やキャバクラに「ウチのサイトに掲載しませんか?」と営業をかける営業スタッフの仕事もあります。
そのほか、ナイトレジャー専門の広告代理店や、店舗HPの制作を請け負う会社などもあります。
ナイトレジャーの給与

ナイトレジャーの業界は、景気の良し悪しに左右されにくいことが特徴として挙げられます。
景気が悪い時期でも「女性と遊びたい」という男性の欲望が消えない限り、一定以上の需要があります。そのため、安定した高収入が得られるといえます。
たとえば風俗店やキャバクラの店舗スタッフとして働く場合、月収25~30万円が平均の給与となります。こちらは年齢や経験の有無にかかわらず期待できる基本給です。
ただし職種によって給与システムや相場が異なる点には注意する必要があります。
受付業務をはじめ、清掃や備品の管理といったさまざまな雑務を担当する店舗スタッフは月給制が基本ですが、風俗店やキャバクラのドライバーは時給制・日給制が基本となっています。
デリヘルの送迎ドライバーの場合、
【時給】1,000~1,500円
【日給】10,000円前後
というのが相場です。
昇給・昇格も狙える!
一般企業では、頑張ってもなかなか昇給や昇格につながらないということがあると思います。
特に体質が古い企業の場合、若手が目立つ業績を上げて給料アップを成し遂げるということはなかなか難しいものです。
そもそも、勤続年数が短い場合は昇給の対象外になってしまうとか……。
また、上が詰まっていてなかなか昇格のチャンスを得られないというのもよく聞く話です。
一方、ナイトレジャーの業界は若手が積極的に昇給・昇格を狙うことができます。
多くの店舗が昇給・昇格システムを設けており、売上アップに貢献することで基本給以上の金額を稼ぐことができます。
また、業績を上げたスタッフはどんどん上に昇っていくのでポストが空きやすく、しかも年功序列のような古い考え方がなく、実力主義が基本になっているのもポイントです。
上層部に認められれば、すぐにでも上のポストに就くことができます。
ナイトレジャーの待遇

ナイトレジャーといえば、「給料が高いかわりに拘束時間が長そう」「休みなく働かされそう」というブラック企業のような環境をイメージする方は多いでしょう。
そして確かに、かなり昔にはそのようなお店も見られたようです……が、最近では状況が変化しています。
多くの風俗店やキャバクラでは、充実した待遇や福利厚生を整えたうえで男性スタッフを募集しています。
・週休2日制
・長期休暇あり
・社会保険完備
といった、一般企業と比較しても見劣りしないレベルの待遇を用意しているお店の求人をチェックすることが可能です。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、ナイトレジャーについて包括的にまとめてみました。
押さえておきたいのは、以下のようなポイントです。
・未経験でも働ける
・誰もが高収入を狙える
・オフィスワークもある(多様な働き方ができる)
野郎WORKでは、そんなナイトレジャーの求人をご紹介しています。
興味がある職種のみ絞り込んで探すことも可能なので、ぜひご活用ください。
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