今回は、風俗店を訪れるお客様の「客層」をテーマにお送りします。客層とは、簡単にいえば「種類・分類」のことです。どのくらいの年齢層の方がよく来るのか?どんな職業の方がいらっしゃるのか?どんな性格の方が多いのか?といったことを押さえておくことで、より質の高い接客ができるようになります。 具体的にまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
風俗客の「年齢層」は?
ひとくちに「客層」といっても、「年齢」「職業」といったさまざまな分類の基準がありますが、まずは「年齢層」に着目してみましょう。
どのくらいの年齢層の方が多いのでしょうか?
メインは40~50代!
風俗を利用するお客様の中で特に多いのは、ミドル世代の40~50代といったところです。
このあたりの年代の方は、働き盛りで体力・精力が十分みなぎっている一方、性的には欲求不満を抱えているケースが少なくありません。
未婚の方なら、20~30代の若い頃に比べると女性との出会いの機会になかなか恵まれませんし、特に若い女性の間で「おじさん」は嫌われがちな存在です。
家庭を持っている方でも、たとえば奥さんとはすっかりマンネリになってしまって新鮮味がないとか、「お母さん」になってしまった奥さんにムラムラしなくなったとか……そのような理由で、ほかに「はけ口」を求める方が少なくありません。
というわけで、ありあまる精力を発散するために風俗を利用する方が多いといえるわけです。
また、この年代の方はある程度、社会的な信用や地位を得ている方が多いということもあって、接客しやすい傾向にあるようです。
金銭的な余裕がある方も多いため、何度もリピートする「太客」になってくれる可能性があります。
キャストに対しては手を抜かずにサービスを提供するよう指導し、受付の場でも失礼のないように特に気をつける必要があるといえるでしょう。
「おじいちゃん」も多い
風俗を利用するお客様の中には、60~80代の高齢者も少なくありません。
健康寿命が延びている昨今、昔であれば引退して静かに過ごしている年代の男性でも、体力は十分で暇だけは持て余しているというケースが多く、そのような方がよく風俗を利用しているようです。
ちなみに、風俗店のスタッフとしては、この年代の方はルールを守ってきれいに遊ぶ方と、そうでない方が両極端に分かれるという点に注意が必要です。
たとえば後者の場合、風俗では絶対NGとなっている本番行為をキャストに強要したり、しつこく店外デートに誘ったりといった行動に出る方が少なくないようです。
お店や業界のルールを無視し、自分が思った通りの“マイルール”を押しつけようとする方がいるわけですが、これにはさまざまな要因が考えられます。
現在の高齢者といえば、「お客様は神様です」式の古い価値観が身についた年代の人たちなので、「客が求めているんだからそれに応えろ」という精神構造になっていることが考えられます。
また、老化によって脳の機能が低下し、他人を思いやる余裕がなくなってしまうこともあります。
いずれにせよ、そのようなお客様によって心身ともにダメージを与えられてしまうのは女性キャストなので、しっかりとケアやサポートをしていきましょう。
「嫌な人じゃなかったですか?」などこまめにヒアリングし、もし必要な場合は、お客様に対して注意するとか、「指名NG」にするといった対処をしていく必要があるわけです。
20代の若者は少ない
世間的にいえば、20代の若者は体力的には絶頂期を迎えていますし、性欲も強いので風俗をよく利用する……と思われがちですが、意外にもこの年代の方は少ないようです。
特に最近、「性的なことにはあまり興味がない」という「草食系」「絶食系」といわれる若い男性が多いということもあって、40~50代に比べると圧倒的に少ないという状況にあるようです。
一方で、そんな20代の男性はいったんハマればコンスタントに利用してくれる場合もあるため、接客にはしっかり力を入れる必要があります。(しかし40~50代に比べると金銭的な余裕はないため、頻繁に来てくれるような「太客」に育てるのはなかなか難しいといえるでしょう)
ただし、「人生経験が浅い分だけ風俗業界に慣れていない」「若い利用者が少ないことは自分でもわかっている」ということで、20代の風俗客の中には、しばしば“困った客”も存在します。
たとえば、キャストに対して“ガチ恋”に陥りやすいという面があるようです。
風俗で遊ぶことに慣れていないゆえに、「自分のことが好きだから優しくしてくれてるんだ」などと勘違いし、しつこく連絡先を聞いてくるなどの行動に出ることがあります。
また、キャストに対して「俺みたいな若いやつはなかなか来ないでしょ、若い男とやらせてやるよ」という態度で臨み、本番強要を仕掛けてくるケースもあるようです。
この場合も、スタッフとしてはキャストとのコミュニケーションを密にして、対処が必要ではないか常に気にかけるようにしておきたいところです。
風俗客の「職業」は?
ここでは、風俗を利用するお客様の中にはどんな職業の方が多いのか、簡単にまとめてみましょう。
メインはサラリーマン!
職業別で多いのは、やはり安定した月収を得ているサラリーマンの方ということになるでしょう。
ちなみに風俗客の年齢層は40~50代の方が多いわけですが、そのくらいになると管理職に就くサラリーマンの方も多く、収入はより安定します。
そのため、上でまとめたように、コンスタントに利用して大きな額のお金を落としてくれる「太客」になりやすいといえるわけです。
経営者や医師など富裕層も多い!
「収入がより安定している」「大きな額のお金を落としてくれる」という点でいえば、やはり会社経営者や医師をはじめ、収入が多い富裕層の方も風俗客としては多い傾向にあります。
また、富裕層といえば「60分コース2~3万円かそれ以上の高級店を利用する」といったイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、より庶民的な中級店レベルの風俗店を利用する方も多いようです。
また、特徴としては60分あたりのショートコースではなく、120分やそれ以上のロングコースを利用するという方が多いようです。収入が多い分だけ激務で、心身ともに疲労を抱えており、ロングコースでのんびりしたいという方が多いのでしょう。
まとめ
今回は、風俗店の「客層」にフォーカスしてまとめてみましたが、いかがでしょうか。
客層として特に多いのは、「40~50代のサラリーマン」ということがいえます。
働き盛りで体力も十分にあり、しかし性的には日常生活で不満を抱えているという年代の方々です。うまくハマれば「太客」に育てられる期待が高い層なので、接客にはより力を入れていく必要があります。
またスタッフとしては、年齢や職業に関わらず、「きちんとルールを守って利用してくれるか」という点には常に目を光らせておく必要があります。
ルール外のサービスを強要してくるタイプの風俗客は、今回の記事では「高齢者や20代でよく見られる」と紹介しましたが、中核層となる40~50代の男性であっても油断はできません。
・受付の際にルールをしっかり伝える
・キャストには「何かあったらすぐ教えてください」などこまめに声を掛ける
といった対策が欠かせません。
健全な風俗店の営業ができるよう、ぜひ心がけていきましょう!
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