出勤
背中を押してくれたのは大手グループだからこその安心感

―――入社のキッカケは何ですか?
もともと人見知りで、あんまり人と関わらない仕事をと思っていて、管工事施行技師の資格を取ったんです。家電量販店の下請けで、主に洗濯機やエアコンの取り付け工事をやっていました。
でも、不景気ってことなのかな、給料が上がらないどころか下がってきちゃって。さすがに厳しいと思い、ナイトワーク系フリーペーパーの営業に転職しました。
人見知りだったんで営業職には不安もあったんですけど、やってみたら意外とうまくいっちゃって…。
人見知りだったのが逆によかったんだと思います。話すのが苦手だからこそ、人一倍丁寧にやらなきゃって意識が働いたんですね。
そこから紆余曲折あって、『ユメオトグループ』に出会うんですけど、ここを選んだ1番の理由は、やっぱり知名度ですね。大手グループだからこその安心感が背中を押してくれた感じです。
―――ここではどんなお仕事をされていますか?
初めに配属されたのはホテヘルでした。お客様と対面で接客するので、営業職時代のノウハウを活かすことができました。自分でもよいスタートを切れたんじゃないかと思います。
でも、やっぱり最初の頃は覚えることが多くて大変でしたね。キャストさんの名前と顔を覚えることから始まって、周辺エリアのホテルの位置と名前などなど、だいぶ頭が混乱しました。
ただ、教え上手な先輩方が揃っていたこともあって、ひと月もするとほぼほぼ慣れて、フロント業務は一通りこなせるようになりました。
一日一日を大事にしてステップアップしていった結果、今では主任という立場になりました。どちらかといえば指導する側なんですけど、基本的なスタンスは変わっていません。
入社当初と比べるとキャスト面接の比率が高いですが、ここでも「話すのが苦手だからこそ、人一倍丁寧に!」を心がけていますね。
―――会社・お店の雰囲気について教えてください。
若い頃の紆余曲折あった時期ですが、僕もいろんな会社を見てきました。大きい会社も小さな会社もありましたが、『ユメオトグループ』に関しては、正直、一般企業と何ら変わりない会社だなという印象です。大手グループだからというのもあるのかもしれませんが。
新入社員に対しては、やる気に満ちた先輩方が丁寧に仕事を教えてくれます。ここで誤解してほしくないんですが、「やる気」と言っても、いわゆる体育会系の「やる気」とは違います。もっと親切で思いやりを感じさせる「やる気」ですのでご安心を(笑)!
また週休2日に加えて、有給休暇もあるので趣味や家族サービスなどに有効活用して、プライベートが充実しているという人が多いですね。僕は基本的にインドア派なんですが、それでも趣味の麻雀をしたり、美味しいものを食べに行ったりしています。
プライベートが充実していると気持ちにも余裕ができるものです。もちろん忙しかったり、大変だったりすることもありますが、チーム一丸となって乗り切っています。
―――やりがいを感じるのはどんな時ですか?
キャストの面接は女性と一対一で向き合うことになります。さまざまな事情を抱えた方もいらっしゃいまし、しっかり目標を掲げて面接に挑まれる方もいます。一日で退店する方もいれば、数年働いていただく方まで、これもさまざまです。
動機も働き方も本当に十人十色なのですが、我々の仕事は採用すればそれで良いというものではありません。女性の未来や人生を預かる仕事として信念をもって働いております。
ひと筋縄ではいかないことや、心を揺り動かすドラマもありますが、とてもやりがいを感じる仕事です。
なかでも、担当キャストを人気者に育てることができた時、無事目標を達成できたキャストから感謝の言葉をいただく時は、心の底から喜びがこみ上げてきます。そして、ほんの少しの寂しさも…。
女性から「今までお世話になりました」と感謝の言葉をいただいた時は、嬉しさと悲しさ両方を感じます。なんとも変な気持ちです。
「もう戻って来るなよ!」と、次の人生のステージでも頑張っていけるよう背中を押してあげるのも仕事のうちですが、やはり一抹の寂しさは拭えません。
おそらくこの時が、個人的には1番達成感を感じる瞬間かな?と思います。
―――仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
働く中で意識しているのは「少しの工夫」ですね。
例えば、お客様に少しでも早くホテルをご案内できるように昼休みなんかに、ちょっと周辺を散歩してみるとか、終業後に少し遠回りをして帰路に就くとかですね。
あとは、Webサイトの更新時など、キャストさんの写真やプロフィールを確認する際に、簡単なメモを取るようにしています。キャストさんがオフィスに出勤した時に、名前やプロフィールがしっかり頭に入っていれば、会話も弾むし、何より相手も喜んでくれるんです。
本当に少~しの工夫で、恐縮ですが(笑)。
―――今後の目標を聞かせてください。
自分が関わった女性が活躍することが、自身のモチベーションにもつながっているんです。
だからなるべく女性の魅力を引き出してあげること、そのためには何ができるだろうか?っていうのを常に考えています。
数年やっても正解やゴールはありません。現在も日々勉強です。
いまだ明確な答えは出せていませんが、キャスト面接官としてもうひと回り成長することが当面の目標ですね。
もう一つ目標を挙げるならば、やはり収入面になるでしょうか。頑張った人に対しては報酬で報いるという社風があるので、より頑張ろうって気になるんです。
僕の場合、4年前から主に面接を担当していて、現在は基本給37万5,000円、ここに手当が3~5万円プラスされて、さらに成果に応じてインセンティブが5~20万円付きます。総額で50万円を越える月も珍しくありません。
ここで打ち止めということがなく、給料はどんどん上がっていくので、具体的にいくら欲しいというよりも、査定のたびに給料アップを狙っていきたいですね。
ある1日のスケジュール
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10:00
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10:00
メールチェック、Webサイト更新作業、シフト確認
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11:00
キャスト面接
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12:00
担当者ミーティング
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14:00
オンライン面接
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15:00
キャスト面談
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16:00
内勤事務
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17:00
キャスト面接
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18:00
キャスト入店後面談
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19:30
退勤