45歳で風俗業界へ。店長になり「年齢は本当に関係ない」ということを実感。

―――入社のキッカケは何ですか?
何十年も商社マンとして仕事をしていたのですが、自分の中で「ずっとこの仕事でこの給与のままでいいのかな?」という疑問があり、思い切ってこの業界へ踏みだす決意をしました。
その前に業界の事を何も知らないのでまずは業界を知ろうと思い、調べていくうちに、この業界の年間経済効果が5兆円もあるという事を知りました。
すごい市場に圧倒されたと同時にさらに興味が湧き、応募をしたのが最初のきっかけになります。
―――ここではどんなお仕事をされていますか?
今僕は店長ですので、仕事は男性スタッフの教育や女性のマネジメントですが、お店がデリバリーなので電話対応もしております。
スタッフ教育ではもう一人の自分を作るというのを意識してやっています。仕事をしてもらう上で成長してもらわないと、本人の為にもならないし、モチベーションにもつながらないので。
女性メインのお仕事ではありますが、働くスタッフへの気遣いも忘れないです。辞めていくスタッフは共通して褒められなかったり、感謝をみんなが伝えていない事が大半でしたし、僕もそういう部分を見てきたので、しっかり感謝している事は伝えますし、褒める部分はしっかり褒めるようにしています。
やっぱり自分もそれをされるとうれしいですし、がんばろうって気持ちにもなります。
女性のマネジメントに関してはプロデュースの部分と、出勤の管理。
女性をアピールするためには今と違う撮影をしたらいいのかなども考えます。
出勤管理に関しては出勤してもらう為にどうすれば良いかということを考えてます。
メンタル部分と体力が大事になってくるので、それらをケアしながら仕事がしやすい環境を作るのも店長の仕事でもあります。
―――会社・お店の雰囲気について教えてください。
今のグループへ入社する前は別のお店でも働いていましたが、アインズグループが印象的だったのは、企業としてしっかりしていたところです。他のお店との大きな違いはそこになりますね。
元々商社マンだったので数字を見るのは特に問題なかったのですが、入社した時みなさん数字を把握されていたのでびっくりしました。
自分の中でこの業界に対する先入観はもちろんありましたが、それらを見た時に一気に拍子抜けしたのを覚えています。
うちは若い人が多いので、特に空間を大切にしているのですが、できる限りみんなと話ができる環境にしています。プライベートの話や仕事の話が常にできる環境にする事で、相談事や困った事でも伝える事ができる環境って本当に大事です。
それらのモヤモヤが残っているだけで仕事やプライベートにも必ず影響ができますから。
―――やりがいを感じるのはどんな時ですか?
がんばれば「必ず評価される事」。これがやりがいとなってます。
入社していきなり今の位置に辿り着いたわけではないですが、当然一般スタッフからスタートし、慣れない業界でしたが、一生懸命みんながやっている事を覚えて、同じように業務をこなしていると半年でマネージャーへ昇格、そして1年目には今のお店の店長となりました。
過去の職場でもがんばって評価されない事が、ここではしっかり評価されると身をもって実感した瞬間でした。
―――今後の目標を聞かせてください。
今で満足はしていませんし、次のステップとして部長を目指しています。エリアマネージャーのような役割をしないといけないので、お店を2つ見るような感じと思っていただければわかりやすいと思います。
半年や1年の時点でしっかり評価してもらえる事を身をもって実感しているので、ここのステップも簡単ではないですが、初心を忘れる事なく結果を出せば必ず進めるステップだと思って今も頑張ってます。